皆さんこんにちは。今回は、高齢者の防災対策として考えるべきポイントを解説していきます。
災害は誰かれ構わず発生し、平等に被害を受けます。
そんな中で災害弱者と呼ばれる高齢者の方向けの防災対策を記載していきます。
また、高齢者が行う防災対策は、誰もが使いやすい対策とも言えますので、高齢者ではない方も十分学べる内容を簡単にまとめています。
ぜひ、最後までご覧頂ければ幸いです。
1. 事前準備の徹底
災害時の備えを普段からさらに意識することが重要です。
- 必要物品の準備
・持病がある方は薬や診察券をまとめて保管し、いざという時忘れることがないようにしましょう。
・防災バッグに非常食や飲料水、衛生用品、電池式のラジオなどを入れる。スマホ等をお持ちであれば、充電器や持ち運び可能な充電器が便利です。 - 避難場所の確認
・最寄りの避難所を家族や地域のサポートの方と共有しましょう。待ち合わせ場所の避難所を決めておくとスムーズです。
・避難ルートを事前に歩いて確認し、移動にかかる時間を把握しましょう。災害時には道が荒れている可能性が高いです。普段の倍時間がかかると思っておき、3パターンくらい考えておくと安心です。 - 緊急連絡先の周知
・家族や近隣住民に緊急連絡先を知らせておきましょう。また、定期的に連絡先を見直すことも重要です。
・災害時には電話等は繋がらない可能性が高いです。ぜひ、平時のうちに
「SNS」や「災害用伝言板」等の連絡手段を練習しておいてください。
2. 避難時のサポート体制
周囲に負担をかけるのは大前提。負担をどのように軽減できるかを考えましょう。
・どのように助けて欲しいか開示する
少し恥ずかしいかも知れませんが、災害時は非常時です。周りも助け合って生活してかなければなりません。そのため、最初にハンデは伝えておく事が周囲の負担も減らせます。例えば耳が聞こえづらい事や継続した医療サポートが必要な方は、周囲に積極的に開示しましょう。
・無理は禁物
迷惑をかけたくないという方が多いと思いますが、そこで無理して、怪我をしてしまったり、救助が必要になってしまっては、さらに迷惑をかけてしまいます。「無理は禁物。最低限の迷惑をかける」これを合言葉にしましょう。
3. 災害時の情報収集
最新の情報を得られる環境を整えましょう。
- 簡単に操作できるツールの利用
・電池式ラジオや音声案内機能付きのスマホアプリを活用しましょう。 - 定期的な訓練参加
・地域の避難訓練に参加し、災害時の行動を身に付けましょう。
・訓練を通じて、周囲とのコミュニケーションを深めましょう。顔を覚えて貰えて、いざという時に助けて貰えたりします。 - 家族との情報共有
・災害時の連絡手段を家族と事前に取り決めておきましょう。平時から「SNS」に触れておけば、いざという時も安心して使えます。
4. 日常生活の工夫
普段の生活でも、災害に備えた環境づくりを心掛けることが重要です。
- 家具の固定と配置
・地震時に倒れる恐れのある家具を固定し、避難経路を確保しましょう。家の家具を減らしていくことも効果的な対策と言えます。 - 段差の解消
・自宅内の段差を少なくし、スムーズに移動できる環境を整えましょう。 - 明るさの確保
・停電時に備え、懐中電灯やランタンを手の届きやすい場所に置きましょう。極力、火は使わないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高齢者の方が安全に避難し、災害に対応するには、事前の準備や周囲のサポートが欠かせません。
日常生活から防災意識を高め、地域全体で協力して災害に備えましょう。
私には好きな言葉があります。「今日が一番若い日」これです。
高齢者の方は、もう若くないからといって対策を取らない傾向があります。
「今日が一番若い日」です。しっかり対応して、災害に備えましょう。
ありがとうございました。
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