皆さんこんにちは。今回は、火災発生時の初動対応について解説していきます。
寒くなり、空気が乾燥する季節、
そんな時にもし自宅で火災が起こったら…想像すると怖いですよね。
ぜひ今回で安全迅速な初動対応を学び、防災意識の向上に繋げてください。
1 火災を見つける(0秒)
まずは火災を見つけることが重要です。
そのためには住宅用の火災警報器(以下、住警器と呼びます)といった機械がご自宅に設置されている必要があります。
ついていないお家、実は条例違反かもしれません。
「あまり気にしてみたことないな」と思った方は、
⇩こんな機械が

壁や天井についているか確認してみてください。
そして、ついているお家の方にも注意点があります。
実は、日本で住警器が設置義務化されたのは、平成22年頃のことで、その頃に一斉に住宅に付けられています。
住警器は、バッテリーで動くタイプが大半であり、バッテリーや機器の寿命は約10年くらいと言われています。
令和2年(平成でいうと32年)を過ぎ、そろそろ住警器のバッテリーや機器の交換時期になります。
火災予防のため、事前に火災を見つける仕組みを点検しましょう。
2 火災を見つけたら(2秒)
大きな声で周りの人に知らせ、助けを求める
住警器の役割を自分で担うイメージです。
・119番通報の指示を出す
助けに来てくれた人に通報を依頼します。
・消火できるか判断する
炎が約3m以内に収まっている場合、消火器で消火を試みます。
目安として、日本の家屋の天井は約3mです。炎が天井に達していないかを判断してください。
3 逃げる準備をしながら消火活動(3秒)
さて、消火器を手に持ったらいざ消火活動です。
ただし、消火できなかった場合、すぐに逃げれるよう、以下の行動を必ずとりましょう。
- 姿勢を低く近づく:煙を吸わないようにするためです。
- 退路を確認:消火活動すると、思った以上に視界がなくなります。必ず、退路は意識しましょう。消防士でも屋内で迷うことはあり、油断しないようにして下さい。
まとめ
5秒間の行動イメージできましたか?
0秒のスペースが多くなってしまったのは、いかに火災の予防が大切か伝えたかったからです。
もし、燃えてしまっても、すぐ気付けば危なかったで済みます。
まずは、皆さんお家の住警器を確認してみて下さいね。
実際に火災が起こった際の消火器の操作方法はこちら。
終わりたいと思います。ありがとうございました。
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