皆さんこんにちは。今回は停電時にも安心できる食品の選び方と備え方について解説していきます。
災害時、突然の停電に見舞われたとき、最も困ることの一つが「食事の確保」ですよね。
冷蔵庫の中身は時間とともに劣化し、停電が長引けば使えないものも出てきます。このことから、「冷蔵庫の中に何を入れておくか」は、災害への備えの第一歩とも言えます。
一緒に学んで、通常時から備えてみましょう。
1.なぜ「冷蔵庫の中身」が重要なのか?
災害によって停電すると、冷蔵庫や冷凍庫の保冷機能が停止します。
冷蔵庫内の温度は停電後すぐに上がりはじめ、数時間で食材が傷みはじめる可能性があります。特に夏場は注意が必要です。
また、停電中はもちろん電子レンジやIH調理器も使えないため、調理を前提にした食品は一部使いづらくなります。したがって、「調理不要で保存可能な食品」を選ぶことが、停電時の備えとして有効なのです。
2.停電時に役立つ食品の特徴
停電時に備えて選ぶべき食品には特徴があります。
① 長期間保存ができる
常温で数カ月〜数年保存可能なものが望ましく、賞味期限の管理も比較的簡単です。
② 調理や加熱が不要
水や火が使えない状況でも食べられるよう、そのまま食べられる食品が理想的です。
③ 栄養バランスが取れている
糖質だけでなく、たんぱく質やビタミンも補える食品を取り入れましょう。
3.備えておきたいおすすめ食品リスト
これらの食品は、停電時の心強い味方になります。
- レトルト食品(カレー・丼ものなど)
→ 湯せんできなくても、そのままでも食べられるタイプがあると便利。 - 缶詰(ツナ、サバ、焼き鳥、フルーツなど)
→ 加熱不要で、そのままでもおいしく食べられる。たんぱく質や塩分補給にも◎。 - アルファ米(お湯・水で戻せるご飯)
→ 水が確保できるなら活躍する非常食の定番。 - クラッカー・乾パン
→ 噛みごたえがあり、保存もきく。 - 栄養補助食品・ゼリー飲料
→ 忙しい避難中でも手軽に栄養補給。 - ドライフルーツ・ナッツ
→ ビタミンやミネラルも補えるヘルシーおやつ。 - 常温保存できる牛乳や豆乳
→ 無菌パックのものは開封しなければ長期間保存可能。 - 水(1人1日3リットルを目安に)
→ 食品ではないが、食事や生活の基本となる最重要備蓄品。
4.「冷蔵庫の整理」が備えになる?
意外に見落とされがちなのが、冷蔵庫の「整理整頓」。冷蔵庫の中を整理しておくことで、停電時に取り出すべき食品を素早く把握できます。
たとえば…
- 「すぐに食べるべきもの」「常温でも一時的に持つもの」「廃棄すべきもの」を分けて収納
- 半冷凍しておける食品を、冷蔵より冷凍室側に保管しておく
- 保冷剤をあらかじめ凍らせておき、停電時に保冷ボックスで再活用
これらの工夫により、停電の被害を最小限に抑えることができます。
5.最後に:ローリングストックで無理なく備えよう
非常食といっても、特別なものを大量に買い込む必要はありません。
普段食べる食品の中で「非常時にも使えるもの」を選び、**日常的に消費しながら補充する「ローリングストック」**を実践してはいかがでしょうか。
たとえば…
- 缶詰を週に1個使って、買い足す
- レトルト食品は非常時用だけでなく、忙しい日のランチにも活用
- 水は毎月1ケースずつ入れ替えておく
日々の生活に防災を組み込むことで、ムダなく、無理なく備えができますよ。
まとめ
いかがでしたか。
停電時の食料確保は、事前の準備がカギです。冷蔵庫の中身も含めて、「何をどこにどれだけ備えているか」を知っておくことが命を守ります。
✔ 調理不要・保存性・栄養バランスを重視して食品を選ぶ
✔ レトルトや缶詰、ゼリー飲料などをストック
✔ 冷蔵庫の整理と、ローリングストックの習慣を取り入れる
今回の情報が皆様のヒントの一つになれば良いなと思います。「いざという時に慌てない冷蔵庫」を作ってみましょう!
今回もありがとうございました。
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