皆さんこんにちは。今回は、災害時に「当たり前に使えると思っていたもの」が使えない理由と、自宅で備えておくべき防災対策について解説します。
災害時に備えて「とりあえずコンビニがあるから大丈夫」と思っていませんか?
想像通りかも知れませんが、災害発生後すぐにコンビニが機能し続けるとは限りません。
頼りにしていたお店が、いざという時に使えなかったら…あなたの命に関わる可能性も無いとは言えませんよね。
一緒に学んでいきましょう。
1. コンビニは災害時に最初に品薄になる場所
災害発生後、最初に多くの人が向かうのがコンビニやスーパーです。
- 食料、水、電池、カップ麺などがすぐに売り切れる
- 商品の補充が追いつかない
- 店舗自体が停電・断水・建物損傷で営業停止になることも
東日本大震災や熊本地震でも、コンビニから商品が消えるのは数時間以内でした。
2. コンビニが開いていても現金が必要になることも
キャッシュレス社会が進んでいますが、災害時は電気・通信が止まると使えないことがあります。
- 電子マネー・QR決済→通信障害で使用不可
- ATM→停電やシステム障害で停止
- クレジットカード→読み取り機が使えない
現金、特に小銭や千円札を備えておくことが大切です。
3. 輸送網が止まり、商品補充ができない
災害時は道路や交通網がマヒし、物流が止まるため、商品が店に届きません。
- 配送センターや倉庫が被災している場合もある
- 交通規制でトラックが通れない
- ガソリン不足により配送車も動けない
つまり、商品が一度売り切れると、しばらく補充されない可能性が高いのです。
4. コンビニの従業員も被災者
当然ながら、コンビニのスタッフも地域の住民です。
- 安全確認や家族の避難が優先されるため、人手不足で店が開けないことも
- 長時間営業どころか、そもそも店が開かないこともある
「いつも開いている」コンビニが閉まる現実は、災害時に珍しくありません。
5. コンビニに頼らず、自宅で備えておくべきこと
災害時に最も信頼できるのは、あなた自身の備えです。
家庭で備えるべき基本の備蓄:
- 水(1人1日3L × 3日分以上)
- 保存食(レトルトご飯、缶詰、カップ麺、栄養バーなど)
- 乾電池・懐中電灯・モバイルバッテリー
- 簡易トイレ・ティッシュ・ウエットシート
- 常備薬や応急手当キット
- 小銭と千円札を含む現金
防災バックについては、こちらの記事をご覧ください。【防災バックの中身を解説!】
まとめ:コンビニは「補助」程度に考えよう
いかがでしたか。
日常でとても便利なコンビニですが、災害時にも便利とは限りません。
✔ コンビニは災害時に最も早く品切れになる
✔ 停電・通信障害でキャッシュレスは使えないことも
✔ 配送ストップや人員不足で営業ができない場合もある
✔ 災害に備えて、自宅に必要最低限の備蓄を用意することが最も確実
「なんとかなる」ではなく「自分でなんとかする」が災害への備えの基本です。
今日からできる準備、始めてみませんか?
今回もありがとうございました。
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