仮設住宅での生活ってどんな感じ?避難生活のリアルと準備すべきこと

防災

皆さんこんにちは。今回は、仮設住宅でのリアルな生活の様子や、避難生活で困らないために準備しておきたいことをわかりやすく解説していきます。

大規模災害が発生すると、自宅に住み続けることができなくなった人々のために「仮設住宅」が建設されます。
この仮設住宅、テレビやニュースで目にすることはあっても、実際の生活がどういうものかは、経験がないと想像がつかないと思います。

そんな仮設住宅の情報を事前に知って、家族の防災グッズを揃える一つの指標としましょう。

1. 仮設住宅ってどんなところ?

仮設住宅には大きく分けて「応急仮設住宅(プレハブなど)」「みなし仮設住宅(民間のアパートを借り上げたもの)」の2種類があります。

私はみなし仮設住宅でしたが、基本的なスペックはこの通りです。

  • 設備の基本
    → 小さなリビングとキッチン、トイレ、浴室などがあり、最低限の生活ができる環境です。
  • 断熱や騒音の課題も
    → プレハブ型では夏暑く、冬寒いことが多く、防音性も低めです。
  • プライバシーの確保が難しいことも
    → 仮設住宅が密集しているため、周囲の生活音が気になるという声もあります。

比較的に広いお家に住んでいる方には、気を遣う状態なのかなと思います。

2. 仮設住宅での生活のリアル

では、実際に過ごしていた状態を紹介します。

(1) 食事や買い物の不便さ

  • 近くにスーパーがない、車がないと買い出しが難しい
  • 炊き出しや支援物資に頼ることも多い
  • 調理器具や食材が揃わない中での自炊は工夫が必要

(2) ご近所付き合いと孤立リスク

  • 支え合いが大切になる一方、ストレスやトラブルも
  • 高齢者や独居世帯は孤独感を抱きやすく、心のケアが必要
  • 「知ってるご近所さん」から「知らない他人」に変わり、さらに不安になる

(3) 長期化する避難生活

  • 仮設暮らしは1〜2年では終わらないことも珍しくない
  • 仮設から次の住まい(復興住宅など)への移行にも時間がかかる

3. 仮設住宅生活で困らないために準備しておくこと

そんな生活を少しでも変えるため、準備しておきましょう。

(1) 必需品はコンパクトにまとめておく
大きな収納はありません。小さく、効率的がモットーです。

  • 着替え・タオル・下着類
  • 洗面道具・常備薬・衛生用品
  • 小型調理器具(電気ポットなど)

(2) 長期生活を想定したグッズも備える

  • 耐久性のある衣類や靴
  • 充電器、手回しラジオ、簡易照明
  • 折りたたみ収納・洗濯ロープ・物干しなどの便利品

(3) 気持ちの準備も大切

  • 「すぐには元通りにならない」と心構えを持ち、「気長に待つこと」を心がける
  • 相談先(自治体、ボランティア団体など)を事前に知っておく
  • 日記や趣味の道具など、心のケアになるものも準備しておくと◎

まとめ:仮設住宅生活を見据えて備えておこう

いかがでしたか。

仮設住宅での生活は、決して快適とは言えませんが、命をつなぐ大切な避難ステップです。

予想以上に長期化することもあるからこそ、「避難所→仮設住宅→本格的な再建」という流れを見越した備えが重要です。

  • 断熱・防音対策が不十分な場合もある
  • 買い物や移動の不便さを想定しておく
  • 長期生活の覚悟と心のケアが必要
  • 家族や地域との支え合いが不可欠
  • 必需品と共に、便利品・娯楽品も備えておく

災害はいつ起こるかわかりません。「仮設住宅に入ることもあり得る」という視点で、防災準備を見直してみてはいかがでしょうか。

今回もありがとうございました。

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