皆さんこんにちは。今回は、津波からの避難時間を考えるポイントや、シミュレーション方法を解説します。
大地震が発生した後、最も危険災害の一つが津波です。
海沿いの地域では、地震発生から数分で津波が襲ってくることもあります。
そのため、「どこに避難すればいいのか」「何分でたどり着けるのか」を事前にシミュレーションしておくことが、命を守るカギになります。
ここでしっかり学び、大切な人の命を守れるようにしていきましょう。
1. 津波は何分で到達するのか?
津波の到達時間は、地震の震源や地形によって異なります。一般的に以下のような時間で到達すると言われています。
✔ 沿岸部(震源が近い場合) … 地震発生から3~5分で到達することも!
✔ 湾内や入り組んだ地形の場所 … 10~30分後に到達する可能性あり
✔ 遠くの震源地で発生した津波 … 1時間以上かかることもあります
特に、震源が陸地に近い「海溝型地震」では、津波が5分以内に襲ってくる可能性があります。そのため、「揺れを感じたらすぐ避難」を徹底する必要があります。
2. 避難時間をシミュレーションする方法
津波から確実に逃げるには、避難にかかる時間を知ることが重要です。次の手順でシミュレーションを行ってみましょう!
(1) 避難先を決める
✔ 自治体が指定した「津波避難ビル」「高台」「津波避難タワー」などを確認
✔ 徒歩で到達できる場所を優先(車の使用は渋滞や通行止めのリスクがある)
✔ 家族や職場、学校からの避難先をそれぞれ考える
(2) 実際に歩いて時間を測る
✔ 普段の歩くスピード(時速4~5km)で何分かかるかを確認
✔ 「家から」「学校から」「職場から」それぞれのルートで計測
✔ 夜間・雨の日など、悪条件を想定して歩くのも有効
(3) 最短ルートと代替ルートを考える
✔ 最も早く到達できるルートを決める
✔ 橋やトンネルが使えなくなる可能性を考え、別のルートも検討
✔ 避難途中に危険な場所(低地、狭い道など)がないか確認
ここでのシミュレーションは、徒歩での移動が基本ということを知っておきましょう。なぜかということを次で解説します。
3. 津波避難で気をつけるポイント
(1) 揺れを感じたら「すぐに」避難開始!
津波警報を待ってからでは遅いことがあります。大きな揺れを感じたら、すぐに避難を開始しましょう。
(2) 車ではなく「徒歩」で避難を!
✔ 道路は渋滞しやすく、津波の速度に追いつかれやすい
✔ 津波で道路が冠水し、車が動かなくなるリスクも
✔ できるだけ「徒歩」「自転車」での避難を考える
(3) 家族や職場と「集合場所」を決めておく
✔ バラバラに避難すると、安否確認が困難になる
✔ 事前に「ここに集合」と決めておくと安心
✔ スマホが使えなくても連絡を取りやすい方法(災害用伝言板など)を確認
ここでは、避難先についてから集合するということを重視し、集団で動くのではなく、すぐに、個人で避難することが鍵になってきます。
4. 高齢者や子どもと一緒の避難対策
家族に高齢者や子ども、障がいのある人がいる場合、避難にはより時間がかかります。
✔ 日頃から「どのルートなら安全か」を確認
✔ 避難の際に手助けできる人を決めておく
✔ 車椅子やベビーカーが通れる道を事前に調査
5. 防災アプリやハザードマップを活用する
スマートフォンの防災アプリや自治体のハザードマップを活用すると、津波のリスクを事前に把握できます。
✔ 「Yahoo!防災速報」や「NHKニュース防災」などのアプリを活用
✔ 自治体のハザードマップで「浸水区域」や「避難場所」を確認
✔ GPS機能を使い、現在地から最寄りの避難場所を調べる
まとめ
いかがでしたか。
津波からの避難は、時間との勝負です。事前の準備とシミュレーションを行い、「どこへ逃げるべきか」「何分で到達できるか」を把握しておきましょう。
✔ 津波は最短3分で到達することも!揺れを感じたら即避難
✔ 避難時間をシミュレーションし、最短ルートと代替ルートを確認
✔ 徒歩避難を基本とし、家族や職場と避難ルールを決める
✔ 高齢者・子どもと一緒の避難対策も事前に考えておく
✔ 防災アプリやハザードマップを活用し、津波リスクを把握する
津波から確実に逃れるために、個人で動ける心構えと準備をしておきましょう。
今回もありがとうございました。
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