子供がひとりの時に地震が起きたら?親が教えるべきこと

防災

皆さんこんにちは。今回は子供の地震への対応について解説していきます。

地震はご存知の通り、いつどこで起こるかわかりません。

特に、親が外出中に子供がひとりでお留守番などしているときに地震が発生したら、学校で避難訓練をしているとはいえ、不安ですよね。

そんな時に、子供がパニックにならず、適切な行動を取れるよう、親が教えるべきポイントを紹介します。一緒に学んでいきましょう!

1 まずは身を守る行動を教える

地震が起きたときに最も大切なのは、安全な場所で身を守ることです。  

子供に教えるべき行動

  • すぐにを守る(クッションランドセルで頭を覆う)  
  • 机やテーブルの下に隠れる(ない場合は壁際の近くに移動)  
  • 窓ガラスから離れる(倒れてくる物に注意)  
  • 揺れが収まるまでじっとする(無理に移動しない)  

ポイント:子供と一緒に実際にシミュレーションし、自宅なら、どこに隠れるのが安全か確認しておきましょう。

2 揺れが収まったら安全確認をする

地震が収まったら、すぐに周囲の安全を確認することが大切です。  

具体的な行動

  • ドアを開けて避難経路を確保する(建物が歪んでドアが開かなくなる可能性がある)  
  • 火を使っていた場合は消す(安全ならガスの元栓も閉める)  
  • 割れたガラスや落ちた物がないか確認する(裸足で歩かない)  
  • 余震に備えて物が落ちたりしない、安全な場所にいる(むやみに動かない)  

ポイント:ガスの元栓を閉めることを忘れがちなので、事前に子供に伝えておきましょう。

3 家族と連絡を取る方法を決めておく

地震が起きると電話がつながりにくくなります。事前に親子で連絡方法を決めておきましょう。  

連絡手段の例

  • LINEやメッセージで「無事です」と送る(電話はつながりにくいため)  
  • 災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を教える(事前に試してみる)  
  • 家族との集合場所を決めておく(近くの公園や避難所)  

ポイント:「もし連絡が取れなかったらどうするか?」を決めておくことが大切です。

4 避難が必要な場合の行動を教える

建物が倒壊しそうな場合や家の近くで火災が発生した場合は、すぐに避難する必要があります。  

避難のルール

  • 家にいる場合は、外へ避難 
  • エレベーターは使わない(停電で閉じ込められる危険あり)  
  • 安全なルートを使う(ブロック塀やガラスの近くを避ける)  
  • 避難所へ行く場合は、近所の人に声をかける

ポイント:子供が通学路に近い避難所を把握しているか、事前に確認しましょう。

5 非常用持ち出し袋を準備し、使い方を教える

子供が一人のときに地震が起きたら、すぐに必要なものを持ち出せるように非常用持ち出し袋を準備し、その中身と使い方を教えておきましょう。  

アイテムの内容

アイテム

非常食(ビスケットや乾パン)
目的

空腹をしのぐ
懐中電灯(小型LED)夜間の移動用
飲料水(500ml×2本)脱水防止
ホイッスル助けを求めるため
モバイルバッテリースマホの充電用
家族の連絡先メモスマホが使えない時のため
軍手・マスク避難時の安全確保

必要なアイテムの考え方はこちら【防災バックの中身を解説!】をご覧ください。

ポイント:非常用袋はリュックに入れ、子供がすぐに取り出せる場所に置いておきましょう。

まとめ

いかがでしたか。

子供がひとりのときに地震が起きても、安全に行動できるよう、訓練と準備をしておくことが重要です。  

✔地震が起きたらまず身を守る(机の下に隠れる、頭を守る)  

✔揺れが収まったら安全確認をする(ドアを開ける、火の始末をする)  

✔家族との連絡手段を決めておく(メッセージ、災害用伝言ダイヤル)  

✔避難が必要な場合の行動を教える(安全なルートで移動する)  

✔非常用持ち出し袋を準備し、使い方を教える(水・食料・ライトなど)  

また、家族で防災計画を立てておくことも効果的です。こちらの記事【防災マニュアルを家族で作ろう!避難計画の立て方】で、そのヒントを紹介していますので、ぜひご覧ください。

「もしもの時」に備えて、今日からできることを始めましょう。

今回もありがとうございました。

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