皆さんこんにちは。今回は帰宅困難者になってしまった時の対策について解説していきます。
大規模な地震や台風などの災害が発生すると、交通機関が麻痺し、多くの人が職場や外出先から帰れなくなることがあります。
このような状況になると、混乱やパニックが発生しやすく、危険も伴います。
そこで今回は、その対策と事前にできる準備について、一緒に学んでいきましょう。
1 そもそも帰宅困難者とは?
帰宅困難者とは、災害時に公共交通機関の運休や道路の混雑により、自宅に帰れなくなった人々のことです。
帰宅困難者が発生しやすい災害の例
- 大地震(首都直下型地震など)→ 鉄道や道路の寸断、建物倒壊のリスク
- 台風や豪雨による洪水→ 道路冠水、交通機関の運休
- 大規模停電→ 信号や駅の機能停止、電車の運行停止
ポイント:「とりあえず帰ろう」とするのは危険!まずは冷静に状況を判断することが大切です。
2 帰宅困難者になったときの行動指針
① むやみに移動せず、安全な場所に留まる
災害直後は、道路の混雑や建物の倒壊等のリスクがあり、気持ちは分かりますが、無理に帰ろうとすると危険です。
- 会社や施設の安全な場所に留まる
- 職場や避難所の情報を確認する(自治体や警察の発表をチェック)
- 無理に徒歩で帰宅しようとしない(余震や火災が発生する可能性あり)
注意:「とにかく帰る」ではなく、「安全な場所に留まる」ことが重要になることもあります。
② 正確な情報を収集する
デマに惑わされず、信頼できる情報源を確認しましょう。
- NHKや自治体の公式発表をチェック【自治体からの情報についてはこちら】
- 防災アプリ(Yahoo!防災速報・NHKニュース防災)を活用
- SNSの情報は、必ず公式機関の発表と照らし合わせる
ポイント:不確かな情報で動くと、安全では無い道を選んでしまうかも知れません。
③ 会社や施設の「一時滞在場所」を利用する
各自治体では、帰宅困難者を受け入れるための「一時滞在施設」を整備しています。
- 会社や公共施設で指定された避難場所を確認
- コンビニやショッピングモールも一時滞在場所になっていることがある
注意:安全な施設で過ごすことが大切。事前に調べておきましょう。
④ 徒歩で帰宅する場合のポイント
どうしても帰宅しなければならない場合は、慎重に行動しましょう。
- 徒歩用の帰宅ルートを事前に確認する(普段と違う道が安全な場合も)
- 避難所や公園など、休憩できるポイントを把握しておく
- 夜間の移動は避け、明るくなってから安全な場所へ
ポイント:焦らず、こまめに休憩しながら進むことが大切です。
3 事前に準備しておくべき「帰宅困難者対策グッズ」
災害時に備え、普段から持ち歩ける防災グッズを準備しておくと安心です。
最低限持っておくべきアイテム
アイテム | 理由 |
飲料水(500ml × 1~2本) | 脱水防止 |
非常食(カロリーメイト、羊羹など) | エネルギー補給 |
モバイルバッテリー | スマホの電池切れ対策 |
懐中電灯(小型LED) | 夜間の移動に必要 |
マスク・ウェットティッシュ | 感染症やほこり対策 |
小銭(公衆電話用) | 携帯が使えないときの連絡手段 |
地図(紙のもの) | 徒歩経路の確認 |
笛 | 瓦礫に埋まってしまった際に助けを呼ぶため |
ポイント:普段の通勤カバンに「コンパクト防災セット」を入れておくと、いざというときに役立ちます!
4 会社や家庭で事前に決めておくべきこと
① 会社の防災対策を確認
- 職場に「帰宅困難者対策」があるか確認する
- 一時滞在場所や非常食の備蓄状況を知っておく
② 家族と連絡手段を決めておく
- 災害用伝言ダイヤル「171」の使い方を確認
- LINE等の安否確認機能を活用する
ポイント:事前に家族と「災害時の行動計画」を決めておくと安心!
5 帰宅困難者にならないためにできること
① 可能であれば在宅勤務・テレワークを活用する
- 台風や地震のリスクが高い日は無理に出社せず、在宅勤務を活用
- 企業側も、災害時に備えてテレワークの制度を整えることが重要
② 会社や自治体の防災訓練に参加する
- 防災訓練で避難ルートや滞在施設を確認
- 帰宅困難時の行動をシミュレーションする
ポイント:防災訓練を活用し、実際に行動できるようにしておくことが大切です!
まとめ
いかがでしたか。
今回の記事をまとめると以下になります。
✔むやみに帰宅しようとせず、安全な場所に留まる
✔正確な情報を収集し、冷静に判断する
✔事前に帰宅困難者対策グッズを準備する
✔家族や会社と連絡方法や行動計画を決めておく
✔在宅勤務や防災訓練を活用し、事前対策を強化する
災害時はパニックにならず、冷静に行動することが大切です。
そのためには、日頃から準備を整えておくことですね!
今回もありがとうございました。
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