皆さんこんにちは。今回は、子供の心のサポートについて解説していきます。
災害時は本当に毎日不安ですし、日々毎日の生活が精一杯になりがちです。
そんな姿を見て子供は、一生懸命背伸びをします。「大人を邪魔しちゃいけない。」「聞き分けの良い子にならなきゃいけない。」と無理をしがちです。
そんなときこそ、余裕はないからこそ。私たち大人が冷静になり、子供たちの心を守ることが大切です。
記事の中には簡単な対処法も記載しています。一緒に学んでいきましょう。
1 まずは子供の安全を最優先にする
災害時にはパニックになりがちですが、まずは何よりも子供の安全を確保することが最優先です。
災害直後の行動
- 避難経路を確認し、すぐに安全な場所へ移動する
- 親が落ち着いて行動し、子供にも安心感を与える
- 小さい子供は抱きかかえて避難し、大きい子供には具体的な指示を出す
特に小さな子供は、危険察知能力が未熟です。親や大人がしっかりと誘導し、安全を守りましょう。
2 子供に分かりやすく状況を説明する
子供は、大人の不安な表情や言動から、事態の深刻さを敏感に感じ取ります。
だからこそ、落ち着いた声で、分かりやすく状況を説明することが大切です。
子供への状況の伝え方
- 「地震が起きたけど、大丈夫だよ」「今から安全な場所に行くよ」など、安心できる言葉をかける
- 「おうちが揺れたのは、地面が動いたからだよ」と、嘘は無しで、分かりやすく説明する
- 子供の年齢に合わせて、簡単な言葉で伝える
不安そうな顔をしていたら、「大丈夫、一緒にいるからね」と優しく声をかけてあげましょう。
3 子供の心のケアを大切にする
災害の後、子供は心に大きなストレスを抱えています。
怖い思いをした後は、安心できる環境を作ってあげることが大切です。
子供への接し方
- スキンシップを増やし、手を握る・抱きしめるなどの安心感を与える
- 子供が不安を話し出したら、口を挟むことなく、最後までじっくり聞いてあげる
- 「怖かったね」「びっくりしたね」と気持ちを共感する
時には、怖かった出来事を絵や言葉にすることで、子供自身が気持ちを整理できることもあります。
変な絵や言葉でも、無理に「もうやめなさい」「もう忘れなさい」と言わず、
「今、この子は気持ちを整理しているんだな」と思い、子供のペースに合わせて話を聞いてあげましょう。
4 いつもの生活リズムをできるだけ守る
避難所や仮設住宅では、生活環境が一変してしまいます。
でも、できるだけ普段の生活リズムを保つことが、子供の安心につながります。
具体例
- 食事・睡眠の時間をできるだけ普段通りにする
- お気に入りのおもちゃや絵本を持っていき、遊ぶ時間を作る
- 避難生活でも、簡単なルールを決めて「いつも通り」を意識する
特に、夜にしっかり眠ることは、子供の心と体を回復させるためにとても大切です。
周囲が騒がしくて寝にくいときは、耳栓やアイマスクを使うのも効果的です。
避難時の準備物については別の記事のこちら。
5 子供が安心できる環境を作る
子供は、知らない人がたくさんいる場所や、慣れない環境に不安を感じます。
だからこそ、安心できる場所や人を作ることが大切です。
子供の避難環境への気配り方法
- 親や身近な大人がそばにいることを伝える
- 避難所で、できるだけ静かな場所を選んで落ち着けるスペースを作る
- 他の子供と遊ぶ時間を作り、笑顔になれる瞬間を増やす
また、「あなたがここにいてくれるだけで、大事な存在なんだよ」と伝えることも、子供の心を落ち着かせるポイントです。
まとめ
いかがでしたか。災害時、子供たちは大人以上に大きな不安を感じています。
でも、私たちがしっかりとサポートすることで、その不安を和らげることができます。
✔まずは安全を確保し、落ち着いて行動する
✔分かりやすい言葉で状況を説明し、安心感を与える
✔子供の気持ちに寄り添い、心のケアを大切にする
✔普段の生活リズムをできるだけ維持する
✔安心できる環境を作り、子供の居場所を守る
災害はいつ起こるか分かりません。
だからこそ、今からできる準備を進め、いざというときに子供たちを守れるよう覚えておきましょう。
今回もありがとうございました。
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