近所付き合いが防災に役立つ?地域防災の重要性

防災

皆さんこんにちは。今回は地域防災について解説していきます。

災害が発生したとき、最も頼りになるのは誰だと思いますか。

実は「近所の人々」です。

消防や警察、自治体の支援が届くまでには時間がかかることが多く、特に大規模な災害では、地域の住民同士が助け合うことが被害を最小限に抑える鍵となります。  

本記事では、近所付き合いがどのように防災に役立つのか、また地域防災の重要性についてまとめましたので、一緒に学んでみましょう。

よろしくお願いします。

1 災害時の「共助」の重要性

災害時の対応には、「自助」「共助」「公助」の3つの考え方があります。  

  • 自助:自分や家族で備え、身を守ること  
  • 共助:地域住民同士で助け合うこと  
  • 公助:自治体や消防などによる支援  

大規模災害が発生すると、公助(行政の支援)が間に合わない場合が多く、「共助」が非常に重要になります。  

ここでは、

✔ 近所付き合いがあれば、迅速な救助や避難が可能であること。

✔ 日頃から防災について話し合うことで、共助の意識が高まること。

これらを覚えておきましょう。

2 地域の防災訓練に参加するメリット

地域の防災訓練に参加することで、得ることのできる経験はとても有意義なものです。

以下に例を並べました。

防災訓練で学べること

  • 避難経路の確認:最寄りの避難所や安全なルートを知ることができる。
  • 初期消火の方法:消火器の使い方や、火災発生時の対応を学ぶことができる。
  • 応急救護の技術:心肺蘇生(CPR)やAEDの使い方を学ぶことができる。
  • 役割分担の確認:災害時の対応をスムーズにすることができる。

✔ 地域の防災訓練は、参加することで顔見知りを増やし、いざというときに声をかけやすくする効果もあります。

実はこれが一番効果が大きいと思います。内容はこちらを参照して下さい。

3  高齢者や要支援者を守る仕組みづくり

地域には、高齢者や障がいを持つ方、小さな子どもがいる家庭など、避難に時間がかかる人がいます。  

近所のつながりがあれば、これらの人を把握することができ、また、自分の立場に置き換えると、それらを把握してもらうことにつながります。

具体的な支援は以下が考えられます。

  • 災害発生時に声をかけることができる(孤立を防ぐ。)。
  • 避難をサポートすることができる(高齢者や子どもを安全に避難させる。)。
  • 安否確認を行うことができる(助けが必要な人をすぐに見つける。)。

✔ 自治体の「要配慮者避難支援制度」に登録しておくと、地域で助け合う体制を作りやすいです。また、自治体からの情報発信はたくさんありますので、こちらを参照してみて下さい。

4  防災情報の共有と備蓄の分担

近隣の住民同士で、防災情報を共有したり、備蓄を分担することもできるかもしれません。  

情報共有のメリット

  • 自治体の防災マップやハザードマップを確認し、危険エリアを知ることができる。
  • 避難場所や連絡手段を決めておくことができる。
  • 防災アプリやSNSの活用方法を教え合うことができる。

備蓄の分担

全ての家庭が十分な備蓄を用意できるわけではありません。そこで、地域で備蓄を分担するのも一つの方法です。  

  • 食料や水を多めに備えている家庭が、共有できる体制を作る。
  • カセットコンロや発電機など、大きな防災グッズを分担して備える。
  • 地域の自治会や町内会で防災倉庫を設置する。

✔ 日頃から情報を共有しておくと、いざというときも落ち着いて行動できる!

5  近所付き合いのコツと実践方法

「近所付き合いは苦手…」という人が大半ですよね。

しかし、いざという時に無理なく防災につなげるため、以下のような方法を考えてみましょう。  

日頃からできる簡単な取り組み

  • 挨拶をする(顔見知りになるだけでも安心です。)。
  • 防災訓練や地域イベントに参加してみる。
  • 自治会で災害時の連絡先を共有する(緊急時のLINEグループ等。)。
  • 「防災井戸端会議」などの場をもうけ、気軽に話し合う場を作る。

✔ 普段から少しずつ交流を持つことで、いざというとき助け合いやすくなる!

まずは挨拶からしてみませんか。

まとめ

いかがでしたか。

近所付き合いは、災害時に大きな助けとなります。

行政の支援(公助)が届くまでの間、地域の「共助」が生死を分けることもあります。  

✔ 地域の防災訓練に参加し、顔見知りを増やす。

✔ 高齢者や要支援者を把握し、助け合う体制を作る。

✔ 防災情報を共有し、避難計画を立てる。

✔備蓄を分担し、みんなで支え合う。

✔ 日頃から挨拶や簡単な交流を心がける。

「いざというとき、頼れる人がいる」という安心感は、防災の一番の備えです。  

今日からできることを少しずつ始め、地域での防災意識を高めていきましょう。

今回もありがとうございました。

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