皆さんこんにちは。今回はマンションの防災対策について解説していきます。
マンション住まいの方、最近多くなってきたのではないでしょうか。
マンションは地震や台風に比較的強いと言われますが、それでも災害時のリスクをゼロにすることはできません。
マンション特有の問題に備えておくことが重要です。
この記事では、マンション住まいの方が実践すべき防災対策を5つのポイントに分けて解説します。
よろしくお願いします。
1 家具の固定と安全対策
マンションの上層階は、地震の際に横の揺れが大きくなる傾向があります。
お豆腐の乗ったお皿を揺らした時に、お豆腐の上部分が大きく揺れますよね。
あれと同じ現象がマンションでも起こります。
そのため、家具の転倒防止対策をしっかり行うことが大切です。
対策ポイント
- 本棚やタンスはL字金具や突っ張り棒で固定する。
- ガラス扉には飛散防止フィルムを貼る。
- 重いものは高い場所に置かない(落下防止)。
- スリッパを常備し、割れたガラスから足を守る。
家具の転倒や落下物を防ぐことで、怪我を負うリスクを大幅に軽減できます。
2 エレベーター停止時の対策
マンションでは、地震発生時にエレベーターが自動停止することが多いです。
停電が長引くと、エレベーターが使えず高層階にお住まいの方は移動に困ることもあります。
対策ポイント
- エレベーターには乗らない(地震発生時は特に注意)。
- 階段での避難経路を確認しておく。
- 荷物の備蓄を分散し、必要なものを手元のリュックに入れておく。
- 簡易トイレを備えておく(下まで降りるのが困難な場合に備えて)。
停電の復旧は早くて3日遅くて10日程かかります。
その期間をエレベーターに頼らずに生活できる準備をしておくことが大切です。
3 停電・断水対策を行う
マンションでは、停電や断水が発生すると生活に大きな影響を及ぼします。
特に、高層階では水の供給が停止しやすいため、事前の備えが必要です。
対策ポイント
- 飲料水を1人1日最低1.5L×3日分確保する(家族が多いほど多めに備蓄)。
- ランタンや懐中電灯を準備(停電時にすぐに使えるように)。
- モバイルバッテリーを充電しておく(通信手段の確保)。
- 電気・水道が使えなくても生活できるよう、最低3日分の備蓄を意識しましょう。
また、例えお風呂の水を貯めていたとしても、トイレに水は流さないように注意。
菅が破損していて、他のお宅に漏れたり、逆流してくることもあります。
4 避難ルートの確認とご近所付き合い
平常時に避難経路を事前に確認しておくことが大切です。
また、マンションの住人同士で連携をとることも防災対策になります。
対策ポイント
- 非常階段の場所とルートを確認しておく。
- 夜間や停電時でも避難できるよう懐中電灯を常備
- 管理組合や住民同士で防災対策を話し合う。
- 災害時に助け合える関係を作っておく(特に高齢者や小さな子供のいる家庭)。
マンション全体で協力し合うことで、より安全な避難をすることができます。
5 重要書類と非常持ち出し品の準備
避難生活に必要なものを素早く持ち出せるように準備しておきましょう。
特に保険証や薬等は忘れがちなので、事前にリストアップしておきましょう。
対策ポイント
- 現金(小銭含む)、保険証、免許証のコピーを防水ケースに入れて保管。
- 家族の連絡先をメモにしておく(スマホが使えない場合に備えて)。
- 非常持ち出し袋を用意し、すぐに持ち出せる場所に保管。
- 食料、飲料水、救急セット、懐中電灯、充電器、薬をまとめておく。
避難が必要になった際、すぐに持ち出せる状態にしておくことがポイントです。
まとめ
いかがでしたか。
マンション住まいの方は、地震や停電、断水時にどのように対応するかを事前に考えておくことが大切です。
✔ 家具の固定をし、転倒リスクを減らす
✔ エレベーター停止に備え、階段での移動を意識する
✔ 停電・断水に備え、必要な物資を備蓄する
✔ 避難ルートを確認し、住民同士で協力できる環境を作る
✔ 重要書類と非常持ち出し品をまとめておく
日頃からの備えが、いざという時の安全につながります。
今回もありがとうございました。
コメント