皆さんこんにちは。
今回は、大切なお子さん(小学生以上を想定しています)を守るための防災教育のポイントについて解説していきます。
まずお伝えしたいことは、
小学校以上のお子さんは定期的に学校で防災訓練をしているため、
意外と基本的な知識はあります。
その復習という位置付けで無理なく、ご家庭でお話ししながら実践していければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
1 避難場所を確認
まず、家族全員で近所の避難所や避難経路を確認しましょう。
避難所の確認くらいは皆さんしていると思いますが、
お子さんが一人でいる時に避難所へ向かえるくらいまで確認していますか?
親の手の届かない場所で子どもが災害に巻き込まれた場面を想像した時、
とても不安で心配ですよね。
そんな時、子どもは家に帰ろうとするか、
家族全員で確認した避難所を思い出して動きます。
それだけで合流できる確率が上がるため、安心感は高まると思います。
2 楽しみながら学べる工夫
人間は強制されることを嫌がります。
子どもも同じです。私も子どもの頃「勉強したの?」と聞かれるのが苦痛でした。
なので、子どもが楽しみながら、命を守る知識をつけることが大切です。
避難訓練や防災イベントなど、非日常の体験をさせることも効果的です。
3 粘り強く、繰り返し
防災の知識は日常では使わないので、どうしても忘れてしまいます。
例えば、車の免許取得の際に応急救護(心臓マッサージや人工呼吸等)を習ったと思いますが、急に「その流れをしてください」と言われたら完璧にできる方は少ないのではないでしょうか。
できる方は、何度も繰り返し学び(学ばされ?)続けた方かなと思います。
子どもの防災知識も同じで、繰り返し教えることが重要です。
季節ごとや防災の日(9月1日など)を利用して行うと良いです。
4 子ども用の防災グッズを活用
子ども専用の防災バックを作り、専用のグッズを準備することで、子どものモチベーションも上がります。
「専用」という響きは子ども心をとてもくすぐります。
「専用バック」を作って「非常時に持ち出す大切なもの」と教え、
それと同時に使い方も教えてしまいましょう。
具体的な中身の一例は以下のとおりです。
- 飲み物や非常食(子どもの好みのもの)
- お気に入りのおもちゃや絵本
- 名前や緊急連絡先を書いたカード(外から見えないように)
- ホイッスル(すぐに使える位置に取り付け)
5 地域の繋がり
地域で行われるイベントに親子で積極的に参加しましょう。
なかなかご近所付き合いが少なくなっている中で、面倒と感じることも十分承知した上で、参加する意義をお伝えします。
実際に、6400人以上の方が被害にあった阪神・淡路大震災では、地震によって倒壊した建物から救出され生き延びることができた人の約8割が、家族や近所の住民等によって救出されており、消防、警察および自衛隊によって救出された人は約2割という調査結果もあります。
以上の調査からもわかるように、地域の繋がりによって助かる命が多いことがわかります。
地域も親子でイベントに参加している家族を把握でき、
災害時に「あそこのお家に子どもがいる」と分かり、結果的に子どもの命を守ることに繋がります。
まとめ
子どもは日々成長しており、徐々に大人の手を離れて行動することが多くなりますよね。
しっかり防災面の教育も行い、少しでも災害時の不安を少なくしていきましょう。
終わりたいと思います。ありがとうございました。
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